クリニックBLOG

2010年9月30日 木曜日

秋の蚊の話 横浜市磯子区/金沢区/港南区エリアの動物病院

今年は秋になってから蚊がではじめたらしい。
今夏は猛暑と少雨の影響で蚊が例年より少なかったそうです。
確かに思い返してみれば暑さで寝苦しい夜は続いても、うっとうしい蚊に悩まされることはほとんどなかった気がします。
猛暑とくに30度以上の日が続くと蚊(アカイエカ)は死んでしまうそうです。
さらに今年は降水量が少なく、ボウフラが成虫になる前に死んでしまっていたのです。
それが、9月になって気温が下がったのと同時に蚊がよくでるようになってきたというわけです。


ここからは動物病院らしく蚊といえばフィラリアということでフィラリアの一生について
①感染犬の心臓や肺動脈内でフィラリア成虫がミクロフィラリアmfを産みます。
mfは血管やリンパ中に出現し、蚊が吸血する際に蚊の体内に吸引されます。
③蚊の体内に入ったmfは2回脱皮し、感染幼虫となります。このようにフィラリアは蚊の体内に入らないと犬に感染することができないのです。
④今度は蚊が犬を吸血した際、蚊の吻鞘(口)にいたフィラリア幼虫が犬の皮膚に侵入します。
⑤犬の皮膚に入り込んだフィラリア幼虫は皮下組織、脂肪組織、筋肉などで1-2カ月ほど成長し、血管に入り込んで心臓に到達します。
⑥さらに3-4カ月ほどで成虫になります。(ここからは、また①から繰り返します。)
そして、現在多くの病院で処方されるフィラリア予防薬とは実はこの犬の中に入って1-2カ月ほど経ったフィラリア幼虫に対して効くお薬なのです。
ということで、もし10月に蚊に刺されてしまいフィラリアが体に入ってきた場合、12月までお薬をしっかり飲ませないと予防ができないということなのです。

くりの木動物病院
http://www.kurinoki-ah.com



投稿者 くりの木動物病院

カレンダー

2018年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31