クリニックBLOG

2016年3月 8日 火曜日

帰巣本能ってある?ない?

先日、車で片道30分のお宅へネコちゃんを迎えに行ったときのお話です。

私は運転が得意ではありません。でも、院長の運転で何回も伺っているお宅で何となく道も知っているし、「ほぼ道なりだから簡単だよ」という院長の言葉を信じ、出発しました。そして道なり、道なり...と唱えながら運転し、気付いたら全く知らない大通りに出ていたのです。焦った私は何とか携帯の地図アプリを見て戻ろうとしましたが、自分が今どこにいるのか、どう戻っていいのかさっぱり分かりません。結局病院に電話して、戻る経路を調べてもらい、何とか辿り着くことができました。
私には帰巣本能とやらが備わってないようです...。

帰巣本能とは、動物が一定の住処や巣などから遠く離れても、再び同じ場所に戻ってくる能力のことを言います。一般的に犬や猫のほかに燕、伝書鳩、鮭、ミツバチ、蟻などにあると言われています。帰巣本能のある動物は体内時計や生体磁石を持っており、犬や猫は更に発達した嗅覚が役立っているそうです。
では、飼っているワンちゃんが迷子になってしまって、帰巣本能で自分の家に帰る事が出来るかというと...おそらくほとんどは不可能でしょう。私が子供の頃は近所で「うちの子は勝手に町内一周して帰ってくるのよ~、楽だわ~~♪」なんて方がいらっしゃいましたが、今では外にあまり出なかったり、リードを付けて決まったお散歩コースしか歩かなかったりの子が多いので、帰巣本能はないと思った方がいいのかもしれません。きっと野生の厳しい環境で生き抜くために必要な本能なんでしょうね。私のようないつも助手席でボ~~ っと運ばれているだけの環境では、帰巣本能などあるはずがないのでした...。



↓まったく関係ない写真ですが、「暇だな~、誰か遊んでよ...」な院内犬アロマです。
 外のお散歩は苦手なので、この子も迷子になったら自分では帰って来られませんね。



獣医師 松田知子

投稿者 くりの木動物病院

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