クリニックBLOG

2018年10月10日 水曜日

猫の毛球症

猫を飼ってらっしゃる方は、猫が毛玉を吐いているところを見た事があるかと思います。
元気な猫が急に何度もえずいて、苦しそうに吐く姿は病気になったんじゃないかと心配になってしまいますよね。
でもこれは自然な事なのです。

猫は毛づくろいが大好きです。起きている時間の30~50%を毛づくろいに費やしていると言われています。
しかし猫の舌はザラザラなので、毛づくろいをすると櫛の要領で毛をすき取って飲み込んでいるんです。その毛は消化されないので、ウンチとして排泄されたり、口からまとめて吐き出されたりして体外に排出されます。
吐き出す頻度は様々で、全く吐かない場合でも通常ウンチとともに排出されている事が多いので、元気食欲があれば心配いりません。

うちの猫たちの場合、家猫サスケは滅多に吐かず、モモタロウは前回吐いたのを忘れたころに吐き出し、2~3日続きます。院内猫ジジも滅多に吐きませんが、数年前に腸に毛玉が詰まりちょっと大変な目に遭わせてしまいました...。キキはここ最近吐く事が多く、毛玉除去剤を毎日与えています。こんな感じで猫によって違いますよね。

ちゃんと毛玉が体外に排出されれば良いのですが、毛玉が口からもお尻からも出ず、胃や腸にたまってしまい、食欲不振や吐き気、便秘といった症状が現れる事があります。これを「毛球症」といいます。
重症になると、脱水症状を引き起こして死に至る場合もあり、開腹手術で毛玉を取り出さなくてはなりません。ジジはこの一歩手前までの状態でした(-_-;)

飼い主さんが出来る予防としては、ブラッシングをしてあげる事です。また飲み込んだ毛を体外に排出しやすくする為に、植物繊維が多く含まれている「ヘアボールケア」機能の高いフードを食べさせる事も効果的です。

猫が嘔吐する原因はもちろん毛玉だけではありません。吐く頻度が多いようなら、別の病気の可能性もありますので、ご相談頂ければと思います。


↓時々仲良しな二匹


投稿者 くりの木動物病院

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