クリニックBLOG

2017年11月 7日 火曜日

病院移転のお知らせ

当院は2018年3月に移転を予定しております。移転に際しまして、通院にご負担をお掛けしてしまう飼い主様には深くお詫び申し上げます。
新病院では医療設備の拡充とともに、これまで以上にスタッフ一同一丸となって、より良い診療・サポートを目指し、努力していきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。




投稿者 くりの木動物病院 | 記事URL

2017年10月20日 金曜日

マダニ感染症「犬から人」初確認

先日のニュースです。
「厚生労働省は10日、飼い犬と接触した徳島県の40代男性がマダニが媒介する感染症『重症熱性血小板症候群(SFTS)』を発症していたと発表した。犬からヒトへの感染事例が明らかになるのは世界で初めて」
以前、野良猫に噛まれて発症した方のニュースがあり、そのときも驚いたのですが、今回は噛まれての感染ではなかったようです。

今年6月上旬に男性の飼い犬が発熱、下痢などが続いたために動物病院を受診しました。症状からSFTSを疑った獣医師が専門機関に検査を依頼し、同月末にSFTSと診断されました。男性も同月中旬に同様の症状で体調を崩しており、医療機関を受診していましたが、1週間ほどで回復。9月に国立感染症研究所(東京)で血液を調べたところ、SFTSを発症していたことが分かりました。男性はマダニにも噛まれておらず、体調を崩した犬の看病でウイルスに汚染された唾液などに触れ、感染した可能性があるとの事でした。

SFTSは2011年に中国の研究者らによって発表されたウイルス性感染症です。これまではマダニが媒介する感染症として「マダニ⇒ヒト」の感染ルートがよく知られていました。ヒトが感染すると1~2週間の潜伏期間を経た後、発熱・消化器症状(食欲低下、下痢、嘔吐など)・意識障害などの神経症状、出血症状などが見られます。犬や猫における症状も同一だと考えられていますが、ヒトの場合で致死率が高く、10~30%程度と言われています。現時点では、特効的な治療法はなく、ワクチンも開発されていません。
「マダニ⇒犬猫⇒ヒト」の感染ルートが確認された現在、私たちはより注意していかなくてはなりません。

予防法としては
○ヒトのダニ予防:草原、藪、山林に入る事を極力控える。入る場合は皮膚が露出しない服装で。
○犬猫のダニ予防:動物病院で処方されたノミダニ駆虫薬を定期投与 猫は完全室内飼い。
○野良猫との接触に注意:野良猫=危険ではありませんが、怪我をしないように注意を。

もしマダニに噛まれてしまったら、無理に引き抜こうとせず、医師(皮膚科)・獣医師の診察を受けてください。強く引っ張るとマダニの一部が外れて、体内に残ってしまい、化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまったりする恐れがあります。

マダニに噛まれたら必ずSFTSに感染するという訳ではないですが、用心はしすぎるに越したことはありません。






獣医師 松田知子

            





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2017年10月10日 火曜日

猫ちゃんのリンパマッサージ♪

先日、猫ちゃんのためのリンパマッサージ教室を開催しました♪

最近少しづつ猫ちゃんのマッサージに興味を持っていただく方が増えてきて、とても嬉しいです♪
人やワンちゃんだけでなく、猫ちゃんにもマッサージは、とっても良いんですよ(^^)v
ご希望があれば役立つ人のリンパマッサージ情報も一緒にお伝えします♪


今回参加してくれたのは、触れられるのがあまり得意でない猫ちゃんでしたが、
触れ方のコツや心構えなどをお伝えすると、診察台の上でしたが、とってもリラックスしてくれました♪

マッサージで触れられることができるようになったら、
次のステップ口腔ケアもおすすめですよ♪
猫ちゃんも小さいうちから慣らすと、歯磨きをさせてくれるようになります。
でも、最初からむりやり歯ブラシを使わないでくださいね。
猫ちゃんがビックリして思わぬ怪我に繋がったり、飼い主さんが怪我をする危険もあります。

嫌がらずに歯磨きさせてくれるようなコツなどもお伝え致します。





病院の診察室がストレスにならないタイプの猫ちゃんでしたら、
病院に連れてきていただいて、一緒にレクチャーもできますので
ご興味があれば、ぜひ開催リクエストをお願い致します。

水曜日、日曜日の午後開催できますので、ご予約をお待ちしております。


**********

スタッフ ふじもと
http://b-ket.jimdo.com/
ペットマッサージセラピスト/シニアドッグケアアドバイザー

くりの木動物病院 facebook
https://www.facebook.com/KURINOKI.vet


磯子区のくりの木動物病院は笹下釜利谷道路沿いにあり、金沢区、港南区からのアクセスも良好です。


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2017年10月 5日 木曜日

猫の運動会

猫の運動会...特に夜中は人が寝ようと布団に入った途端に始まる、はた迷惑な行為です。猫を飼ってらっしゃる方は「あ~、あの事ね」と頷いてくれることでしょう。
うちの場合、モモタロウがやり出します。いきなり部屋中を走り回り、サスケをめちゃくちゃ追い回します。家中を二匹でドタバタ、ちりんちりん(鈴)暴れまわるので、うるさくて寝られません。部屋のドアを閉めても、サスケは自分でジャンプして開けられるので、また部屋に飛び込んできてドタバタ...。しばらくすると、しれ~~っと解散して好きな所で寝だすという、本当に人間にとっては迷惑な話です。

猫の運動会とは、突然スイッチが入り、部屋中を走り回ったり戸棚の上に駆け上ったりすることをいいます。これは狩猟習慣の名残で、夜更けや早朝になると、本能的な習慣が働き「獲物はいないか」とはしゃぎだすのだそうです。
この行動は「真空行動」といい、狩りをしたくても出来ない欲求を満たすための代償行動で、完全室内飼育の若い猫に多く見られます。何の外敵も危険も刺激もなく、飢える心配もない生活を送る猫は、暇な状態に体をもてあますことがあるようです。生まれ持った本能を発揮する機会がなく、抑えられた状態があるレベルまで達すると、少しの刺激で一気に発散され、激しい行動が現れるのです。

この行動をウルさいからといって、叱りつけたり無理やり止めさせようとしたりすると。ストレスが溜まってしまいます。興奮して逆効果になる場合もあります。
対策としては
  ①昼間たっぷり寝ないように、運動できるスペースを作る:      上下運動のできるキャットタワーが良いそうですが場所を   取りますね...。
   ②人間が寝る前に本気で遊んであげる:15分くらいでも良い   らしいですけど、毎日はちょっと...。
   ③ひたすら我慢:運動会の最中は布団をかぶって耐え抜きま    す。その際落とされたら大変なものは片づけておきましょ   う。うちはこれかしら...。

はた迷惑な運動会にもちゃんとした理由があったんですね。モモタロウの真空行動に付き合わされる獲物役のサスケもちょっと可哀相ですが、うちの場合頻繁ではないのでこれからは生暖かい目で見守っていこうと思います。

↓猫あるあるでしょうか...。アホですねぇ。





獣医師 松田知子

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2017年9月 7日 木曜日

輸血

今回は輸血のお話です。
動物医療でも人間と同じく輸血が必要な場合がありますが、日本では動物用の血液バンクがないので血液を入手することは出来ません。そのため多くの動物病院では、自分たちで血液を入手するために供血犬、供血猫を飼っています。 当院でも犬のジョー、猫のジジ、キキ、サスケが出動します。モモタロウも1歳になったので出動予定です。カニンヘンダックスのアロマは小さいので癒し担当で...。

輸血が必要な症例をざっと挙げると 
 【外科】 ・外傷による大量出血 
        ・大量出血が予測される手術など
 【内科】 ・再生性貧血 ・非再生性貧血 ・血小板減少症 
       ・出血傾向 ・低蛋白血症など

犬や猫にも血液型があり、輸血の際にはクロスマッチテストを行います。供血犬・供血猫の血液と輸血を受ける側の血液を混ぜ合わせて異常が出ないかというテストです。
異常がなければ、供血犬・供血猫から採血を行います。ジョーの場合、かなり動くので二人がかりでなだめながら採血します。終わるころにはお互いクタクタです。ジジとキキは抑えられるのが苦手で暴れるので、鎮静という軽い麻酔をかけて採血します。一方触ると噛みつくサスケは病院では何をされても動か(け)ないので、軽く抑えるだけで大丈夫です。

採血量は最大で犬では20ml/㎏、猫では10ml/kgくらいです。採血が済むとやっと輸血です。
輸血は、最初の30分程度は副作用が起きないかどうか、様子を見ながらゆっくり入れていきます。大丈夫そうなら4~6時間で終了する速度で調整します。
輸血は大まかにいうと他の犬猫からの細胞移植ですから、さまざまな副反応、アレルギー、拒絶反応が出る可能性があります。
副作用の症状として心拍や呼吸が早くなる・急激な血圧の低下・顔の腫れ・発熱・嘔吐などが挙げられ、重篤な場合は中止となります。

輸血をすることで、病気が治る・大幅な延命が望めるケースもあれば、新しく血液を作り出すことの出来ない病気では一時しのぎにしかならないケースもあります。
輸血をするしない、つづけるつづけない...たくさんの選択を飼い主さんはしなければならず、選択してもそれが正しかったのか悩まれる方が多いかと思います。ただどんな結果であれ、それがその子の事を考えて出した結論であればそれが一番良かったことなんだと思って頂きたいです。私たちはそのお手伝いをしていきたいと考えています。


獣医師 松田 知子

↓昨年と同じくジョー君と旅行に行ってきました。この後吠えながら院長たちを追いかけようとして大変でした...。



↓ご飯は十分あげたはずなのに...すごい顔してますね(-_-;)

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